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【USA360】積立終了・売却しました「楽天・米国レバレッジバランス・ファンド」

USA360
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こんにちは、こたろーです。

本日は、2年4ヶ月間積み立てを続けていたUSA360への投資をやめたことについて書きます。

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USA360はコアの一つでした

投資を決めた経緯

2019年に投資を始めて、当初は右も左もわからずいろんなものに目移りしていました。

ちょうどこの頃「グローバル3倍3分法ファンド」がすごい人気になっていて、わたしも少し買ったことがありました。

この「グロ3」の流行に便乗(?)してか、レバレッジバランス型ファンドがいくつか登場し、「楽天・米国レバレッジバランス・ファンド」、愛称:USA360もその一つでした。

当時、いろんな投資先を調べていて収拾がつかなくなっていました。

レバレッジバランス型のファンドは構成が複雑のものが多く、良いんだか悪いんだか、なんとも決め手に欠ける、でも気になる…、というモヤモヤした状況が続いていて、USA360のシンプルさは「おっ、こういうのがいい!」と興味を惹かれました。

USA360を絶賛する記事などを見たりして、このファンドが投資のコアでいいんじゃないか、という気持ちになっていきました。

しかし、できたばかりの新しいファンドです。これに全力投資するのは怖い。

ということで、楽天VTIとUSA360を同額ずつ、並行して積み立てをする、ダブル・コアの体制で資産形成を進めることにしました。

最初は不安だからダブル・コアで積み立て続けるけど、途中でどちらかに片寄せして、コアは一本化する構想でいました。

途中までは順調、と思えたのですが…

積み立てを始めたのが2019年末、その3ヶ月後にコロナ・ショックがおきました。

もちろん、投資信託も個別株も大きく評価額を下げ、投資を始めて数ヶ月のわたしは「やっぱ投資ってすげー世界だな…」と感じます。

そんな中、USA360は、他の資産と比べ下落幅が小さく、戻りも早かったです。楽天VTIと同額積立していたので、その違いはわかりやすく感じることができました。

コロナ・ショック後は、「もうUSA360が最強でしょ」くらいな気分で、コアはUSA360のつもりでした。

さて、2020年、2021年と金融緩和の恩恵を受けて株高が続きます。

ビギナーのわたしはこれがいかに稀有なことかよくわかっていません。

次第に、USA360よりも楽天VTIの方が高いパフォーマンスを発揮する場面が目立ち始めます。

「うーん、これは、コア一本化はせず、ずっと二本立てが良いかも」

なんて考えるようになっていました。

そして、2022年が始まり、利上げ・金融引き締めが今までの想定よりも前倒しで加速していくことになりそうだとなり、株価急落、国債利回りもどんどん上がっていきます。

年明けから1ヶ月で、USA360の含み益は吹っ飛びました。

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USA360への投資を止めることを決心

投資信託の積み立ては20年続ける計画でしたので、途中で下落しようがあまり気になりませんでした。暴落で狼狽売りなんてもってのほか、と思っています。

USA360もそのつもりでした。下落そのものよりも、この先保有し続けることに自信がなくなった、というのが投資を止めることにした理由です。

…なんて言い訳がましいことを書いてしまいますが、こういうのを狼狽売りっていうのでしょうね(笑)

売却時の状況

年明けの下落自体は「こんな時もあるよね」くらいで、気にしていませんでしたが、時間が経つにつれ、楽天VTIとの差が開き続ける状況が気になり始めました。

このグラフは、並行して積立投資をしてきたわたしの楽天VTIとUSA360の含み益をグラフ化したものです。元本は同額ですので、対等なリターン比較になっていると思います。

コロナ・ショック(2020年3月)から1年くらいは、USA360は非常に優秀でした。

しかし直近、2022年3月に入ると、もう挽回のしようがないのではないか、というくらい差が開いてしまっています。

この状況を踏まえ、わたしがUSA360とのお別れを決めた理由は以下の2点です。

楽天VTI一本の方が良い

債券を含むUSA360の特徴は、下落幅が小さく抑えられる点だと考えていました。

上昇力で言ったら、株式100%のVTIに勝てるわけはないのですが、VTIよりも下落幅が小さい、あるはVTIが下落した日にUSA360は少し上がったり、そういったちょっとした差の積み重ねで、優位が保てるファンドだと思っています。

NASDAQ100のように、一瞬でドーンと値上がりするような商品ではないと思っています。

グラフを見て、正直、もうずっとこの差が埋まることはないだろう…。そう思ってしまいました。

債券に関する理解不足

値動きはその時にならないとわからないものなので、しょうがないのですが、この「理解不足」が投資をやめるべきと判断した決定的な部分です。

伝統的なアセットである「債券」、そして金利との関係、この辺りについて自分が何にも知らないんだなぁということを思い知ったわけです。

これまでは(今でも)、債券というものは、株式と逆相関の関係がある、くらいの知識しかありません。

コロナ対策の金融緩和が終わりを告げると利上げが始まり、債券、つまりUSA360に不利な相場がやってくるであろうことは、頭ではわかっているつもりでした。そして、それでも積立投資を続けるつもりでした。

目の当たりにして、理解不足を痛感しました。こんなふうになるんだぁ…、と他人事のように眺めることしかできない自分(元々積立投資では眺める以外にすることはないですが、気分的に無力感を味わった、という話です)。

いや、全然わかってないな〜、って思いました。

USA360の基準価額が急落し含み益が吹っ飛んだことよりも、こんなにわかってないものに投資していた自分が嫌になってしまいました。

で、「うん、もう、止めよう」と決心したわけです。

評価額・損益

3/31でUSA360の積立設定を解除しました。

その時点での評価額は以下のようになっていました。

評価額の推移

【USA3602022年3月31日の評価額
  • 評価額 :6,556,179円
  • 元 本 :6,025,000円
  • 評価損益:531,179円

3/31の時点で、個別元本:13,917円、基準価額:15,144円、損益率は8.8%くらいですね。

4月中旬に全額売却しました。

売却時はさらに下落していて、基準価額:14,174円、含み損になる一歩手前、くらいの時期でした。損益率1.8%くらい。

現在はもっと下げていますね。保有を続けていたら含み損状態です。

よく言えば傷が浅いうちに「ギリギリ逃げ切れた」と言えるのかもしれませんが、もし昨年末に売却していたら150万円ほど含み益があったわけです…。

あー、投資って、本当に「たられば」ですねぇ(笑)。

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まとめ

というわけで、わたしの資産形成(つみたてNISA除く)のコアは楽天VTIへ一本化されました。

USA360をコアにする気満々だったのでお恥ずかしいですが、ダブル・コアで積み立てを続けていて良かったです。分散大事。

一点、お断りしておきたいのが、決してUSA360への投資を否定したくてこのような記事を書いているわけではありません。

わたし自身の債券投資への理解不足が原因で撤退を決めましたが、USA360は面白いファンドだと今でも思っています。

前代未聞の金融緩和、のあとの、前例がないほどの利上げ・金融引き締め、という、これ以上ないくらいUSA360にとって不利な時期だけを切り取って評価するのもかわいそうです。

わたしも、堪えて持ち続けていたら、何年か後に目を見張るようなパフォーマンスを見せてくれることもあるかもしれない、という気持ちがないわけでもないです。

繰り返しですが、USA360に失望したのではなく、自分の理解不足に失望したのが撤退した理由です。

解約してしまいましたが、これからも時々はどんな様子がウォッチしたいと思います。

もしUSA360の積立投資に興味がある方は、こちらから今までの運用実績をご覧いただけます。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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ご訪問ありがとうございます
ブログ管理人
こたろー

40代から米国株投資を始めました。
投資信託と高配当株のハイブリッドで資産形成に取り組んでいます。

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